【2026年版】AIコーディング:AIエージェントを使いこなすための実践的Tips
2025年6月から約半年間、Claude CodeやCodex CLI、Antigravityを業務で使い込んできました。 日々これらのAIエージェントと過ごす中で見えてきた、開発速度を最大化するための付き合い方・コツについてまとめます。
1. そもそも「自分で実装しない」
- 「書かない」という決意
- 極力、自分では1行もコードを書かない。書こうとした瞬間に「あ、これはエージェントに任せられるな」と立ち止まる。
- 自分で実装し始めたら、それはAIエージェントをただの「補完ツール」に格下げしてしまっているのと同じ。
- 自分の役割は「意思決定」と「確認」
- 実装という実務はエージェントに譲り、自分は「何を作るか」「それは正しいか」の判断に集中する。
2. ざっくり依頼する
- 細かく指示しすぎない
- 実装方法まで細かく指示すると、結局自分でコードを書いているのと変わらない。
- 「自分の頭の中にあるもの」をなぞらせるだけだと、作業感が出てストレスが溜まる。
- 思わぬ発見を楽しむ
- あえて抽象的に依頼することで、自分では思いつかなかったスマートな実装やUIを提案してくれる可能性がある。
- AIエージェントのポテンシャルを信じて、設計から任せてみる。(DB定義なんかも任せてます)
3. AIに「依頼する」前に「相談する」
- 納得して進むための「問い」
- 自分が納得したいがゆえに、あえて問いかける。「どう思う?どうしたらいいかなぁ?」
- 誰かに(AIに)認めてもらうことで、心理的に進みやすくなる効果は大きい。
- 命名に迷った時も、候補を投げれば爆速で決まる。
- まずは計画を出させて壁打ち
- いきなりコードを書かせず、まず「実装計画」を教えてもらう。
- 計画の段階で議論することで、手戻りを最小限に抑えられる。
- 未知の領域は事前にリサーチしてもらう
- 情報の少なそうな箇所や新しいライブラリは、先にAIに調べさせて、詳しくなってから本題に入る。
4. 設定ファイル(CLAUDE.md等)はあえて作り込まない
- AIの進化を邪魔しない
CLAUDE.mdや.AGENTS.mdといった指示ファイルをガチガチに固めない。- AI自体が日々進化しているため、古いルールや余計な情報で思考を惑わさないようにしている。
- 「素の知能」を使いこなす
- 凝った指示書を作るよりも、その時々のAIの「素の状態」と対話する方が、柔軟で最新の提案を受けやすい。
5. 行き詰まったら「中の人」を変える
- 泥沼にはまらない
- AIが同じミスを繰り返したり、ハマり出したりしたら潔く再起動するようにしてます。同じAIでもかなりアウトプット変わってきます。
- 別の人(モデル)にも依頼してみる
- 一つのエージェントで解決しない時は、別のエージェントに同じ依頼を投げてみる。
- 同一AIでも並行して依頼してみたりも有効です(Codexなど)
6. 開発のリズムを作るTips
- 適度にコミットする
- キリのいいところでコミットを挟んでおくのは大事です。少し前の挙動が良かったなぁというときにAIが戻せないことは多々あるので。
- コミット前に差分確認する
- コーディング中は正しく動作することに重きを置き、コードを見るのは最後にしています。よほどおかしな実装をしていたり、保守性が悪い場合のみ指摘し修正してもらうことで余計な時間を使わない。人がコードを見ることは今後ますます少なってくると思うので。
- gitやCLIツールをフル活用
ghコマンドを使ってPRをサクッと参照させたり、作成してもらいます。- git履歴を元に現在の実装状況を把握してもらうと、AIエージェント再起動後もやりたいことを理解してくれて便利です。
まとめ:目的を伝えて、あとはやってもらう
AIエージェントは単なるツールではなく、頼れる爆速開発者です。 大切なのは、詳細な実装方法を伝えることではなく、明確な「目的(Why)」を伝えて信頼すること。 彼らに任せたほうが、自分が考えた設計よりもずっと良いものが早く出来上がる。そんな体験が、これからの開発の当たり前になっていくはずです。